キャッシャ=火車!?火車という妖怪について

どうも!闇島です!

怪談朗読チャンネル「ヤミツキテレビ」の音響と演出を担当しています。

先日、怪談「キャッシャ」の動画を公開しました。

この朗読のタイトルにもなっているキャッシャとは一体何者なのか・・・

※ここからは、ネタバレも含みますので、ぜひ動画をご視聴になってから御覧ください。

 

 

キャッシャの正体・・・それは、火車(かしゃ)ではないかと言われています。
火車とは・・・悪行を積み重ねた末に死んだ者の亡骸を奪うとされる妖怪

Wikipediaより引用

キャッシャの特徴といえば・・・
・死んだ女の遺体を持ち去ろうとする。
・人の姿に化けて出て来る。
・結界が張られているところには入れない。

悪行を積み重ねたというところは当てはまりませんが、
死んだ者の亡骸を奪うというところは今回のキャッシャに当てはまりますね。

また、火車に類するものとして、岩手県の遠野では「キャシャ」という、前帯に巾着を着けた女の姿をしたものが住んでいて、葬式の棺桶から死体を奪い、墓場から死体を掘りこして食べてしまうそうです。

キャッシャに出てくる村がどの地方の村かはわかりませんが、岩手の遠野に出てくる「キャシャ」に名前が似ています。
また、火車は化け猫の姿で語られることが多いのですが、こちらは人間の姿をしている点、キャッシャに非常に近い存在に感じられますね。

 

火車は、火葬場によく現れるそうです。
火葬中の燃え盛る遺体を盗みに来るので、火葬中の遺体を職員は見回りをするそうです。
こちらに詳しい話があるので、ぜひ読んでみましょう。

火車は、先程の伝承とは別に、閻魔大王の特命を受け、成仏の道を外れて現世を彷徨う穢れた魂を迎えに来る地獄の使者という側面もあるそうです。

火車は「生前に重い罪を犯した亡者が地獄へ送られる際に押し込められる獄卒が曳く獄炎の車」という本来の意味が時代と共に「悪人の魂を地獄に送る死神」へ形を変えたものである。
ピクシブ百科事典より引用

ちなみに、貧困で困窮した有様を「火の車」と揶揄しますが、上記の地獄送りにされるまで焼かれ続ける様を余裕の無い台所事情に置き換えたものらしいです。

「火の車」って言葉に、ちゃんとした意味があったんですね。

ちなみに、ゲゲゲの鬼太郎で登場した「火車」は、「あの世でも五本の指に入る強敵」であり、餅が何よりも大好物なのだそうです。

 

以上、火車について調べてみました。
キャッシャの正体は、やはり火車で間違いなさそうですね。

それでは、闇島でした。

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