見ざる聞かざる言わざるから学ぶ大切なこと。そして四匹目の猿や、「おささる」とは?

どうも!闇島です!

怪談朗読チャンネル「ヤミツキテレビ」の音響と編集を担当しています。

「見ざる聞かざる言わざる」ということわざ一度は聞いたことありますよね?
日光東照宮の三猿(三匹の猿が、目、耳、口を両手でふさいでいる彫刻)などでも有名なことわざです。

実際これはなんのことを言っているのかあなたは知っていますか?

「見ざる聞かざる言わざる」を調べてみると、人生で大切なことが色々見えてきました。

「見ざる聞かざる言わざる」は何に対して言っているのか?

「見ざる聞かざる言わざる」これは、なに対していっているのかというと・・・
「自分にとって都合の悪いことや相手の欠点」に対して言っているんですね。

人間は、自分にとって都合の悪いことや相手の欠点を見たり聞いたり言ったりしがちだけど、それらはしないほうがよいという戒めの言葉なんですね。

「見ざる聞かざる言わざる」の教え

闇島は、この教え、すごく大事なことを言っていると思います。

相手の粗を探して悪口を言ったりする人は、相手に「自分も言われるかもしれない」と思われ信用されなくなります。

また、人の欠点と言うのはどうしても第三者目線からだと見えたり、聞こえがちです。
それをいちいち指摘していたら、喧嘩やぶつかり合いになってしまいます。
あえて無視することで円滑な人間関係を築くことができるんですね。

人と接する上で、大事なことをこのことわざは教えてくれています。

さらに、自分にとって都合の悪いことを見ない聞かない言わないというのも、実は重要なことだと感じます。

人は、いつも絶好調でいるわけではありません。
時に落ち込んだり、鬱々とした気分の時があると思います。
そういった時に、人は自分の至らないところに目が行きがちで、ついつい自己嫌悪に陥ってしまいます。

また、世の中には見てて聞いててあまり気分のよろしくない話題やニュースがあります。
見ているだけ、聞いているだけで、心がしんどくなってしまいます。

そうしたものを見ない、聞かない、話題にしないというのも精神衛生上大事なことなんだと思います。

三猿じゃなくてホントは四猿?

日光東照宮にある猿は三匹の猿ですが、実は、もう一匹猿がいるというのをご存知ですか?

四匹目の猿・・・それは「せざる」です。

せざるとは、「~をするな」という意味らしいです。
(一時期モンストのCMで、「モンストをせざるを得ない」っていう猿がいましたがあながち間違いじゃなかったんですねぇ)

何をするなと言っている猿なのかというと・・・

見猿は、目を覆った猿。

聞か猿は、耳を覆った猿。

言わ猿は、口を覆った猿。

そして、せ猿は、股間を覆った猿になります。

股間を覆う・・・つまり性的なことに対する戒めを言っているんですね。
浮気や不倫をすると身を滅ぼすと教えてくれてるんですね。

ただ、先程の戒めに照らし合わせるなら「悪いことをしない」と受け取ってもいいと思います。

おささる像の謎

あなたは、日光東照宮に存在すると言われる「おささる」というのを聞いたことがありますか?
実は、こんな逸話があるんです。

 

日光東照宮神厩舎は、厩舎を囲む八枚の猿の浮彫で有名であり、
中でも、「みざる、いわざる、きかざる」の「三猿」の木彫が名高い。
しかし、厩舎内の北面に彫られたもうひとつの「三猿」、
「みざる、いわざる、おささる(をささる)」
の彫像については、一部の社殿関係者が知るのみで、
一般にはほとんど知られておらず、また公開もされていない。

この彫像は「三猿」といっても、外見を窺うことができるのは、
「みざる、いわざる」の二猿のみで、
残る「おささる」は、上から厚く漆喰で塗り固められ、その姿を見ることはできない。
社伝によると、「おささる」像は神厩舎の建立当初から漆喰によって覆われていたらしく、
像の姿形についての記載は残っていない。
また、「おささる」像が、漆喰で覆い隠されている理由も記されていない。

安政の大地震の折、「おささる」像を覆う漆喰の一部が剥がれ落ちたことがあった。
神主達は像の姿を眺めることを忌み嫌い、厩舎に足を踏み入れようとせず、
その修復を社殿に出入りしていた馬子に命じた。
長押に梯子をかけ、漆喰を塗り直した馬子は、翌日、飼葉桶に頭を突っ込み死んでいたという。

以上、「おささる像の謎」。

オカ板「おささる恐怖」より抜粋

 

「おささる」とは、一体何を意味するのか・・・
この謎、調べてみたくありますよね。
怖いですが・・・

以上、闇島でした。

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