「とんでもマナー」って霊感商法に似てる

どうも、闇島です。

最近、マナー講師が提唱する「とんでもマナー」がTwitter界隈を騒がせていますね。
例としては・・・

・とっくりの注ぎ口は逆さにして注がないと失礼
・レストランで薬を飲むのはマナー違反

などなど、色んなマナー違反とも言えないようなものが取り上げられています。

闇島はマナーに関しては社会人になる際に勉強したしさせられましたが・・・
正直マナーを知ってるから偉いとかそういうのってあんまり無い気がしてます。

もちろんマナーを知ってることで「得」はします。
やはりかなり目上の人、もしくはもう住んでる世界が違うような人と食事する時などは、かなり役立ちます。

ただ、マナーを知ってるが故にマナーを知らない相手に対して「どういう教育をされたんだろう」って思ってしまう・・・正直そっちの方が人間的に下品なんじゃないかと思います。

マナーを全て網羅するのは無理です。
洋食のマナーはある程度勉強できると思いますが、和食の作法などはかなり複雑ですし正直食事を楽しむって感じじゃないですよ・・・

「足るを知る」じゃないですが、自分がマナーがなっていないと感じているならば相手に失礼が無いように振る舞います。
マナーを勉強して自信満々の方のほうが多分そういった場面で失敗すると思います。

 

っと、マナー論に関して語りたいわけではないので、この話はこのへんで。
話変わって今回はこういった「とんでもマナー」はよくある霊感商法に似てるなって話です。

霊感商法とは、あなたには悪霊がついてる・・・だからこの壺を買いなさいとかいうあれですね。

人の不安を煽りそれに対して対処方法を売るっていうものですが、まあ霊感商法以外でもよくある手法です。
不安商法とか、ダイエット商法とか、健康商法とか名前は違えど本質は同じです。

(ただ、この手法は詐欺に悪用されやすいというだけであって、必ずしもこの手法を使っているからと詐欺だ!とは言えませんが・・・確率は高いです)

霊感商法は、1980年代に問題視され国会でも取り沙汰されるほどの社会問題になりました。
被害額は判明しているものでも3000億円近く、情報が結構前のなので今はもっとすごいんでしょうね。

こういった人を不安にさせて商品を売るというのは、「とんでもマナー講座」も同じ構図というか商法ですよね。

マナー違反を行えば人に悪く思われるという不安の刷り込みをして、「とんでもマナー」の押し売りを行う。
また、マナーを知ってるということで優越感を刺激してるところでは霊感商法と開運商法が合体した商法かもしれないですね。

霊感商法もそうなのですが「ちゃんとやってる人」にものすごい影響があるのも怖いところ。
不安を煽ってお祓いをする霊感商法と神社の祈祷は行為は同じかもしれませんが、全くの別物です。
祈祷は伝統、歴史に基づいたものであり、人の不安を煽り脅迫するようなものではありません。

マナー講師にしても、歴史や伝統あるマナーを学ぶことは非常に有意義です。マナーが出来た背景を知ると歴史的な見地も得られるので教養にもなります。

そういった真面目に取り組んでる人まで「マナー講師w」と言われるのはとても不幸なことだと思います。

本物か偽物か、判断するのはたった一つ。
「人の感情を煽らない人」
これだけで詐欺的なものに引っかかる確率は低くなると思います。

時間があればそういった商法に関して様々な例を出してブログにまとめても面白いかなと思います。

闇島でした。

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