『「准教授・高槻彰良の推察」怪異は狭間に宿る』

さて、今回は『「准教授・高槻彰良の推察」怪異は狭間に宿る』澤村御影著のご紹介です。

シリーズ物は、はまるよねー。

うさぷ
うさぷ

月子
月子

そうそうー。前のブログでも書いたけど、はじめは最新刊の3から読んだんだけど、結局面白くて1,2も購入して読んじゃった。

ということで、読んだ順番は3巻→ 1巻→ 2巻で、一気に年末に読んだのですが、今回の『「准教授・高槻彰良の推察」怪異は狭間に宿る』もなかなか興味深い内容でした。

私は電車の中で読むことが多いのですが、うっかり降りる駅を乗り越しそうになるくらい集中して読んでいました。

ということで、今回もあらすじは

「怪異が潜むのは、『日常』と『日常』の隙間にある『非日常』だよ」

―怪異収集家の准教授・高槻と、嘘を聞き分ける耳を持つ大学生・尚哉の下に、小学校で噂のコックリさんの調査依頼が。

「あなたは誰?」という質問の答えは、かつてそのクラスにいた児童の名で―。

ほか、尚哉の耳に異変が起こる中、有名女優から幽霊相談が持ち込まれて…!?

高槻の謎めいた過去も語られ、ますます目が離せない、大人気民俗学ミステリ第2弾!

Amazonより引用

 

今回も高槻准教授と深町くんが大活躍します。

そして、今回、都市伝説では定番の「学校で起きる怪異」が面白いです。
小学校での「コックリさん」から始まる騒動。
たぶん、だれもがこういうシチュエーションの体験あるあるという設定に引き込まれます。

そして、なぜ学校での怪談話が多いのか?
第1章のエンディングでその答えが書かれています。
でも5年2組のロッカー・・・なにかが潜んでいるのかもしれません・・・・

そして、第2章では、なんと深町くんの耳に異常が起こる!

え?嘘が聞き分けられなくなっちゃうの?

うさぷ
うさぷ

月子
月子

嘘が聞こえちゃう耳。
深町くん、人間関係もしんどくて自分の耳を呪ってたのに、いざ聞こえないと、それはそれで悩む。いろいろ難しいよねー。

でも実は高槻准教授はその異変に気づいていて・・・第2章のエンディングあたりの二人のやりとりは、SHERLOCKで見たことあるなーとなんとなくニマニマしちゃいました。

第3章では高槻准教授の過去が明らかになります。
子供の頃、何が起きたのか・・・

今回の『「准教授・高槻彰良の推察」怪異は狭間に宿る』も印象に残るシーンがたくさんありますが、小学校の時に転校したり、ちょっと変わった子供だった私にとっては第1章の「学校には何かがある」の内容は心に残るものが多かったです。

田舎の小学校だったので、体育館の側にはいかにも何が出そうなトイレあったし、中学の時は、家庭科室でみんなが「コックリさん」やるのを遠くから眺めてたこともあったなー(怖がりなので参加してない)

そして、人間って自分では欠点だと思ってることが、案外、他人の役にたってたり、普段は不便だなと思ってることがいざなくなると寂しかったり・・・となかなか複雑なのねと今回の『「准教授・高槻彰良の推察」怪異は狭間に宿る』を読んで感じました。

とにかく高槻准教授と深町くんのバディーもののお話なので、SHERLOCKのあの二人のやりとりにワクワクするような、バディーものがお好きな皆さんにはこのシリーズおすすめです!

ということで、月子でした。

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