「日歿堂霊怪日録・遺品整理屋はいわくつき」

月子です。
今日は、岡本七緒さんの「日歿堂霊怪日録・遺品整理屋はいわくつき」を読んでみた感想です。

月子が怪異ものとはめずらしいな
うさぷ
うさぷ

そうですね、ノンフィクションものがどちらかといえば好きなのですが、今回はめずらしくこの本を選んでみました。

月子
月子
まずは、あらすじから。

就職活動に失敗し、失意に沈む大学生・哉汰の前に現れたのはミステリアスな美女・東雲。「君には死者を救う素質があります! 」と、超霊感体質に目を付けられ、彼女が経営する会社「日歿堂」にスカウトされる。初仕事は、夫を亡くした老婦人の依頼による遺品整理。夫の葬儀後、彼の不倫を知った老婦人は「旦那の物は全て処分してください」と言い切り、死後離婚の決意を明かす。しかし、哉汰の前には<亡くなった>旦那の霊が現れ、「離婚をなんとか回避してほしい! 」と懇願。2人から頼まれた真逆で厄介な願いに頭を抱えつつも、整理を始めた哉汰だったが、屋敷には“不穏な気配”がうずまいており――?幽霊、あやかし、神様の依頼だってこなします、お仕事奮闘物語!

Amazonから引用

遺品整理屋さんといっても普通のお仕事ではなく、亡くなった方や、土地の守り神の依頼を受ける日歿堂なんです。

怖くなかった??
うさぷ
うさぷ

はじめは怖いかなと思って覚悟して読んでいましたが。案外、話がわかる幽霊やもののけたちで、最終的には仲良くなったりして面白かったです。

登場人物

彼岸坂 哉汰・・・大学生、この世ならざる者たちを視ることができる
玖堂 東雲・・・日歿堂の社長。美人。
ニコライ・杷野・アレクサンドロヴィチ・・・東雲の秘書。ニコル

 

月子
月子
神使の井守の南天と守り神の卯座姑がかわいかった

主人公の彼岸坂哉汰くんの家も実はいわくつきで、お話が始まっていきなり、哉汰くん自身が誘い神に引き寄せられたりします。
そして第五章で彼の実家の謎解きがされます。

この1冊で読み切りなのね
うさぷ
うさぷ

そうですね。
5つのお話から成り立っていますが、それぞれ繋がる部分もあり、話の流れがテンポよくて面白かった。読み進めやすい1冊です。

 

月子
月子
日歿堂の東雲ちゃんが「ギャル曽根か!」っていうくらいたくさん食べる女の子なのでびっくり!!

へえー。そうなんだー。
うさぷ
うさぷ

作者の岡本七緒さんが岐阜県ご出身とのことで、大垣の「水まんじゅう」や、名古屋駅の「うまいもん通り」が出てくるので愛知県住みの私としてはとても親近感がわきました。
大垣の「水まんじゅう」はとっても美味しいですが、東雲社長みたいに80個も食べようとしてはいけません。
そして「うまいもん通り」はいつも混んでいて、なかなか名古屋めしにたどりつけません。

なかなか面白い話なので、年末年始などにぜひお読みになってみてはいかがでしょうか?

月子でした。

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月子

Posted by yamitsukitv