肉塊の呪いの考察。

どうも!闇島です!

先日、怪談「肉塊の呪い」を公開しました。

以下は、視聴したことを前提にかかれていますので、まだ聞かれていない方は、ぜひご視聴してから読んでいただくとより楽しめると思います。

肉塊の正体とは?

火事の焼け跡から見つかった肉塊の正体は、座敷牢に囚われていた「ヒルノカミ一族」のもので間違いないでしょう。
ですが、なぜ、座敷牢に囚われていたのかは不明です。

囚われていたために、肉塊と言われる程の体型になってしまったのか。
もしくは、肉塊になってしまったために囚われてしまったのかは謎です。

しかし、亡くなった後に様々な呪いを振りまいていた様子からすると、もともと何か霊的な力を持っていたのかも知れませんね。

もしかすると、そうした力を持つ存在だったからこそ、隔離されてしまったのかも・・・?

一族ではないタバコ屋のおばあちゃんの家にいたのも謎ですね。
謎だらけですが、少なくともおばあちゃんは、大量の漫画を買い与える程には肉塊を可愛がっていたのではないでしょうか?(もしくは哀れみ?)

ヒルノカミ一族とは何者なのか?

肉塊になってしまった人間、霊的な力、それはヒルノカミ一族の血もしくは何かしらの呪いによるものなのでしょうか。
ヒルノカミ一族は、作中ではほとんどその正体が語られなく謎なままでしたね。

しかし、神社の人間や、警察の様子を見るに、ヒルノカミ一族はその街では一部の人間には知られている存在なのかもしれませんね。
ヒルノカミさんに連絡をとりたいと主人公が退職した会社に連絡をしても取り繕ってくれなかったのは、もしかしたらそれはヒルノカミ一族に関わらせないためだったのかも?

ヒルノカミ一族は、その街でとても強い権力を持った存在なのかもと考えられますね。

普通の一族とは少し違う、何かしらの力を持った一族。
そんな気がするんですよね。

お祓いと本当の供養

今回、印象的だったのは、主人公はお祓いを受けたり、成仏してくださいと手を合わせるも肉塊の呪いは止まらず、最後に好きだったと思われる漫画(と肉たっぷりのカレー)をお供えし肉塊の亡霊は去っていった・・・という一連の流れ。

その中で主人公は、肉塊が好きだったであろう漫画を手にした瞬間、肉塊を哀れに思い涙します。
闇島は思うのですが、あの段階で肉塊は去っていたのではないでしょうか。

去って欲しいからといって、お祓いしたり、成仏してくれと願うのではなく、この世に未練を残して死んでいったものの気持ちに寄り添って手を合わせることが最大の供養になるのではと思いました。

まとめ

簡単ですが、肉塊の呪いの考察を考えてみました。

ちなみになんですが、みなさんが一番気になっているであろう「ヒルノカミ」という名字なのですが・・・正直にいいますと原作では○○さんと書かれており実際の名前はわかりません。

○○さんでは朗読の時に雰囲気がでないので、闇島が文章添削の段階で「ヒルノカミ」と名付けたというのがオチでした。

YOUTUBEのコメント欄で、指摘していた人もいましたが(鋭いですよねぇ)
古事記に出てくるイザナミとイザナギの間に生まれた第一の子、蛭子神がモチーフなんです。

蛭子神は、イザナギ・イザナミ二神の言葉として「わが生める子良くあらず」と言われた子で、その姿は水蛭のように手足のない肉塊のような姿だったそうです。
調べてみると面白い神様(?)なので、ぜひググってみましょう!

それでは、闇島でした。

 

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