最近のホラー番組がつまらなくなった原因を考えてみた。

どうも、闇島です。

怪談朗読チャンネル、「ヤミツキテレビ」の音響、演出を担当しています。

ホラー番組は昔に比べてつまらなくなった・・・そんな声をよく耳にします。
実際、闇島も時々そう思います。
中にはこれはいいなぁって思うものもあるんですが、大半があまり怖いくないし面白くないものが多いですね。

そこで、なぜホラー番組がつまらなくなったのかの原因を考えてみました。

番組の作り方が変わった

まず、番組の作り方はここ数年でガラリと変わったような気がします。
昔の怖かった頃のホラー番組は、全編通して怖さを強調した作りになっていたのですが、最近のホラー番組はかなりバラエティよりになっていると思います。

芸能人の様子をワイプと言われる画面端の小さな枠で映したり、ナレーションがやたらとコミカルだったり、作り方が全体を通してバラエティっぽくなっていますね。

なぜこのような作りになっているのでしょうか?

◆怖すぎるとクレームになる

最近、ちょっとしたことでもクレームになり放送中止となってしまうものが数多くあります。

記憶に新しいものだと、お酒のCMにかわいいカエルのキャラクターが出ているので子供が間違えて買ってしまうという理由のクレームが相次ぎ放送中止になったり、「SIREN」のCMが怖すぎるという理由で放送禁止になってしまいました。

ホラー番組もあまりにも怖く作りすぎると、クレームが発生してしまいスポンサーへの印象が悪くなってしまうため、あまり怖くないように作っているのかもしれません。

◆怖すぎると見てくれなくなる

そもそも、ホラー番組により怖いものを求めるのは一部のマニアであり、一般人向けはそこまで怖いものを求めていないのかもしれないですね。

その方が視聴率が取りやすく、評判もいいのかもしれません。

これが事実ならなんとも悲しいことですが・・・

◆制作費を抑えたい

最近のホラー番組に多いのが、YOUTUBEや呪いのビデオなどから引っ張ってきた動画をそのままテレビで流すという手法。

実はこれ結構制作費を抑えて作れると聞いたことがありますね。
最近のテレビ番組はなるだけ低コストで作らなければいけないので、こういった低予算で放映権を買い取って放送する手法のほうが、理にかなっているのかもしれないですね。

◆『本物』を放送できなくなった

「本物」というのは、本物の心霊動画や、心霊写真のことです。
「本物」を放送してしまったがために、制作スタッフに不幸が訪れたり、霊能力者からクレームがきたりした・・・なんていう噂を聞くことがあります。
そのため、本物を放送できなくなり、ホラー番組があまり怖くなくなったと聞きます。

有名なのが「アステカの祭壇」

とある心霊番組でアステカの祭壇を取り上げたところ、多数の霊能力者から「何というものを放送するんだ」、「あの映像は二度と放送してはいけない」と苦情が入ったそうです。

それ以来、心霊特集が減ってしまったと言われています。
(ただ、アステカの祭壇は、フィルムの現像ミスであるという説もあります)

思い出補正によるもの

昔のほうがよかった・・・昔のほうが面白かったというのは、思い出補正によるものが多いです。
もしかしたら、我々は怖いものに慣れすぎたのかもしれませんね。
もし、昔の自分が今のホラー番組を見ていたら画面に釘付けになっていたかもしれませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

他にも色々と理由がありそうですね。

願わくば、もう一度怖い恐ろしい番組を本気で制作していただきたいと思いますね。
きっとそのポテンシャルはあるはずですから。

では、闇島でした!

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